ノリコ=ポーロの西方見聞録

勉強できない、英語しゃべれない、でも広い世界へ飛び出したい!との思いから、添乗員となり世界中アチコチ飛び回り、様々な人たちとの出会いや交流、旅のドタバタ劇などをご紹介していきます。このブログは、星野管工(株)発行のホシカン通信に掲載しているコラムのバックナンバーです。

まさかのブラジリアンナイト

 パリからスタートした初めてのヨーロッパ鉄道女二人旅。旅の期間は、約三週間。話を進める前にプランをここでざっとお話します。

 

 行き先は、二人の行きたい場所+語学学校で知り合ったお友達の家に無料で泊めてもらう、というかなり図々しくも強引な基準で、次のような周遊行程となりました。

 

【フランス】パリ~【スイス】ジュネーヴローザンヌ~ベルン~インターラーケン~【イタリア】ミラノ~フィレンツェ~ピサ~ローマ~~【フランス南部】モンペリエ~【スペイン】北カタルーニャ地方フィゲラス~バルセロナバレンシア~マラガ~グラナダマドリッドドーヴァー海峡~カレー~イギリスのHastingsに帰着。

 

 この旅程の順を追って引き続きお話を続けていきたいと思います。

 

 パリは、華の都と言うだけあって、沢山の美術館、教会、歴史的建造物等で溢れ、どこを観ても、通っても絵になる風景ばかり。カメラのフィルムがいくつあっても足りないぐらいでした。

 

 旅三日目、パリからフランスの誇る新幹線TGVに乗ってスイスへと向かいました。

 

 スイスでは、ジュネーヴ近郊のニューシャテルという小さな町に住むみさこさんのスイス人の男のお友だちの家にお泊りさせてもらうことになっていました。

 

 しかしここでハプニング発生。

 

 私たちが到着するとすでに、二人のブラジル人が彼の家に・・。そうです、まさかのダブルブッキングでした。まだ旅に不慣れだった当時の私は「泊まれないかも・・・」と一瞬フリーズ。

 

 しかし、彼の家族の心もお家もとても広かったので、ブラジル人のお友達共々(もちろん別々の部屋で)お泊りさせて頂く事ができました。

 

 その晩は、ギターを持った陽気なブラジル人二人組のお蔭ですっかりスイスナイトではなく陽気なブラジリアンナイトに。

 

 ワールドワイドな出会いに楽しく夜を明かすことができました。