ノリコ=ポーロの西方見聞録

勉強できない、英語しゃべれない、でも広い世界へ飛び出したい!との思いから、添乗員となり世界中アチコチ飛び回り、様々な人たちとの出会いや交流、旅のドタバタ劇などをご紹介していきます。このブログは、星野管工(株)発行のホシカン通信に掲載しているコラムのバックナンバーです。

バチカン市国、おすすめの場所

 スペイン階段から、今度は地下鉄に乗り、目指すはキリスト教カトリック教会の総本山。バチカン市国の中にあるサンピエトロ大聖堂です。

 

 バチカン市国イタリア共和国の中、ローマ市内にある世界最小の国です。もちろん、イタリア語、通貨もイタリアリラが使用できました。

 

 サンピエトロ、つまり聖ペテロはキリストの一番弟子であり、初代ローマ法王です。

 そのペテロがネロ帝(在位西暦五四-六八年)の時代に殉教し、その殉教の地に墓がつくられ、その墓の上に建てられたのがこのサンピエトロ大聖堂です。

 

 サンピエトロ大聖堂を訪れることは、初代ローマ法王ペテロから現在の第266代法王フランシスコまでの、二千年に及ぶローマ教会の歴史そのものを訪れることとも言えるわけで地下には歴代の法王たちの亡骸が安置され、見学することができます。

 

 中でも一番私達を圧倒したのは大聖堂の内部。ルネッサンス時代の巨匠ミケランジェロの描いた豪華で壮大な天地創造に始まる聖書を描いた天井画の装飾です。キリスト教徒では無いですが、流石に厳かな気持ちになりました。

 

 

 因みに、ヨーロッパの教会に行く時は、ノースリーブ、短パンのような露出の多い恰好では中に入場出来ません。夏場は、女性の方は特に気を付けてください。ノースリーブの時でも一枚大きなスカーフをバッグの中に入れておくと肩にかけたり、短いスカートの場合は、腰に巻いたりととても便利です。教会は神聖な祈りを捧げる場所であり、観光客の為の場所では無い、という意識を持ってお出かけして下さいね。

 

 そして、是非お勧めなのが大聖堂のクーポラ(球体)。

 

 上に向かってエレベーターと螺旋階段を登って行くとローマ市内の景色とクーポラ内部に描かれた壁画を間近に見ることが出来ます!

 

 ただし、螺旋階段は、細くて狭いので早く登ると目が回ります。ローマ滞在中の自由時間があればチャレンジしてみてくださいね!