ノリコ=ポーロの西方見聞録

勉強できない、英語しゃべれない、でも広い世界へ飛び出したい!との思いから、添乗員となり世界中アチコチ飛び回り、様々な人たちとの出会いや交流、旅のドタバタ劇などをご紹介していきます。このブログは、星野管工(株)発行のホシカン通信に掲載しているコラムのバックナンバーです。

チーズフォンデュの思い出

 翌日は、ルツェルンからスイスの首都であるベルンを経由し、レマン湖畔に突き出たモントルー近郊にあるシヨン城を見学してから船で2時間かけてクルージングを楽しみローザンヌに宿泊するという行程でした。

 

 今回の研修旅行では、スイスの移動はほとんどが長距離バスだったので、我々研修生はすべての観光名所、車中の案内等を全て1人でこなさなくてはならず、中々大変なコースでした。クルーズ船では、しばしの休息が出来たので、私達もゆっくりと景色を楽しむことが出来ました。

 

 街並みは、どこも可愛らしく素敵なところばかりでした。中でも私のお気に入りはローザンヌです。ローザンヌ国際バレエコンクールが開催されるので皆さんも耳にしたことがあるかもしれません。

 

 ローザンヌでは、ちょっとリッチな古城ホテル、ボーリバージュパレスに宿泊することが出来たので、とてもラッキーでした。ここはヨーロピアンスタイルのホテルで、かつての宮殿を改修した、とても格式のある素敵なホテルでした。湖にも歩いて散策できる距離でしたので、みんなで街を歩いて市内観光した後は、カフェに入って美味しいアイスクリームを食べたのを覚えています。

 

 夜は、ホテル内レストランでのディナーでしたが、スイスと言えば、一番に思いつく料理はチーズフォンデュですよね。しかし、その当時はまだ美味しいワインの味もわからない小娘でしたので、なんだか想像していたよりも白ワインの味ばかりが感じられて、「あまり美味しくないんだな。お酒の飲めない人は、こんなの食べたら酔っぱらってしまうのではないか」と思いながら食べていて、我々日本人にはチーズフォンデュよりもオイルフォンデュ(熱したオイルの中に、肉、野菜を入れて調理する、オイルしゃぶしゃぶ、素揚げのような)かフォンデュシノワーズ(中華風フォンデュ)(まさに中華だしスープで調理するしゃぶしゃぶ)の方が食べ易いと思いました。