ノリコ=ポーロの西方見聞録

勉強できない、英語しゃべれない、でも広い世界へ飛び出したい!との思いから、添乗員となり世界中アチコチ飛び回り、様々な人たちとの出会いや交流、旅のドタバタ劇などをご紹介していきます。このブログは、星野管工(株)発行のホシカン通信に掲載しているコラムのバックナンバーです。

北海道一ヶ月

 新たに移籍した派遣会社では、また国内研修からのスタート。

 

 年齢もキャリアも様々な同期が20人位いました。厳しい女性教官の元、1泊2日の国内研修後すぐに国内ツアーにデビューしました。

 

 私と友人Hは、同期のみんなには経験者であることを内緒で参加。N旅行会社の国内ツアーは、バスより新幹線、飛行機でのツアーが主流で、更に各地の支店の仕事(手配旅行:修学旅行や企業の慰安旅行、研修旅行等)など様々なジャンルの仕事があり、とてもワクワクしました。

 

 国内研修が終わり、7月の良い季節になり私達新人に北海道駐在の仕事が入ってきました。一か月交代で5~6人づつ、みんなで千歳空港の空港内のホテルに宿泊して、現地で仕事をするという内容でした。

 

 夏の北海道は人気が高く、現地スタッフだけでは足りないので、毎年東京から応援に駆け付ける体制になっています。これが新人には良い経験となるのです。

 

 団体ツアーと言っても、出発から帰着まで随行する場合と、日本各地の空港からお客様が直接札幌の千歳空港に集まり、北海道内の各地のツアーに仕分けられて、道東、道南、道北等3日間~5日間の各方面に分かれていく場合があるのです。私たちはほぼ全員が関東出身でしたが、とある事情のため北海道出身になりすましていました。網走です、知床です、と(笑)。。。 

 

 北海道のツアーには、必ずバスガイドさんも同行するので、色々な観光名所のことも勉強になり、滞在中には道内のほとんどの観光名所を巡ることが出来ました。

 

 知床半島、マリモの阿寒湖、霧の摩周湖、小樽、函館、札幌から更には利尻島礼文島という滅多には行かないような場所にまで行くことが出来ました。更には各所各所で、仲間の添乗員達と同じ宿泊になるので、みんなで業務に支障が出ない程度に夜の居酒屋に繰り出して美味しい北海道の海の幸、山の幸を食べながら仲間たちと飲み明かしたのが、今でも楽しい思い出となっています。