ノリコ=ポーロの西方見聞録

勉強できない、英語しゃべれない、でも広い世界へ飛び出したい!との思いから、添乗員となり世界中アチコチ飛び回り、様々な人たちとの出会いや交流、旅のドタバタ劇などをご紹介していきます。このブログは、星野管工(株)発行のホシカン通信に掲載しているコラムのバックナンバーです。

添乗員、アシスタント、ガイドの違い

 スイスのジュネーブからTGVでパリのリヨン駅に到着した私達は、
パリのアシスタントさんと駅のホームで落ち合い、荷物の無事を確認し、観光バスに積み込みました。

 

 駅からホテルまでの車内では、パリ滞在中のスケジュールやオプショナルツアーの案内、注意事項等を滞在中のトラブル回避のためにお客様に説明をします。ところが美しいパリの景色を車窓から眺めながら写真やビデオ撮影に夢中になってしまいあまり話を聞いていない、という事態が生じます。しかしこの説明を怠ると後で痛い目に会うことになるので、伝わったことが実感できるまでしつこくマイクを握り続けるわけです。

 

 私たち添乗員はよくお客様にガイドさんと言われますが、ここで簡単に添乗員、アシスタントとガイドの違いを説明してみます。

【添乗員】出発から帰着までのツアー中、お客様と一緒に行動して旅の旅程管理を行う。各旅行会社に所属する旅程管理主任者。

【アシスタント】各都市の駅、空港~ホテル間、オプショナルツアー等の送迎の手伝いをしてくれる現地旅行代理店のスタッフ。現地人の場合は英語で会話する。

【ガイド】主に観光案内が主流の為、現地人のローカルガイド、一緒に通訳する現地在住の日本人と二人組でセットで来ることが多い。

※観光案内の仕事は専門資格を必要とし、その資格を持っていないと案内することができない為、日本人ガイドは通訳という立場になります。中にはその資格を所有している日本人もいるので、その場合は1人でも観光案内が出来ます。

 

 という具合にそれぞれの役割分担があるので、ホテルのチェックイン等は、アシスタントさんと一緒に行います。私が手続きしている間に、アシスタントさんはスーツケースの盗難防止のために見張っていてくれたり、ホテルのポーターさん指示を出してくれたりします。

 

 この日は、パリのホテルにチェックインして、かの有名なムーランルージュのキャバレーに出かけていきました・・・。